こんにちは。キクチです。
今日、こんなニュースが飛んできました。
大迫選手さすがですね。
札幌開催の件がメディアで取り上げられてますが、良い意味で僕個人はどっちでもよくて(選ばれたら何処だとしてもベストを尽くすだけだと思ってます)
それ以上に気になってメディアに発言したのに今回メディアに全く取り上げられなかったことがあります。それは今回のMGCで選手に賞金がなかったこと。
日本ほどの注目度がないアメリカのマラソンのトライアルでは出ると聞きます。
あれだけ注目された大会、お金は沢山動いている筈なのに。なぜ僕らの手に渡らなかったのでしょうか。
もしも交通整備や人件費で一杯一杯というのなら、運営が問題があるのではないのかと思ってしまいます。
選手は名誉の為だけに走っているのではないのです。僕らは走ることでご飯を食べ、家族を養っているのです。
この思いや自分や他の選手、今後のアスリートのために、純粋に二時間を非公式で切った世界との差を縮めたい。
そして、日本人選手の価値を高め、陸上選手がかっこよく見え、稼げる仕事にしたい。そのためにはまず僕が速さを求める大会を作ること、そして運営のお金の流れを知ることが必要です。
よって再来年2021年3月辺りを目処に日本で世界との差を縮めるための大会を作ります。
候補地、正確な時期、スポンサー、全く決まっていません。
でも、意志があるその先には、同士を含め、色々なものが着いてくると僕は思います。
この件に関して、設楽悠太選手や青山学院大学の原晋監督らがこのようにコメントしてます。
全力で協力する!
必ず実現させよう!
日本のマラソン界の為に! https://t.co/zD7YUUn5zo— 設楽 悠太 (@Honda_1218) October 19, 2019
陸上界を盛り上げたい!
僕にもできることがあれば協力します。 https://t.co/3Umr9a9bu9— 神野大地 Daichi Kamino (@daichiagu) October 19, 2019
彼からはいつも『覚悟』が感じられます!みんなで応援しよう!
2021年にマラソン大会創設表明の大迫傑、詳細未定も「日本人選手の価値高め稼げる仕事にしたい」(スポニチアネックス) - Yahoo!ニュース https://t.co/DSteSj0Pdv
— 原晋 (@hara_daisakusen) October 19, 2019
出来る限り協力したい。させてほしい。し、自分でもなにが出来るか考えていかないとなあ とも思った。 https://t.co/DiAwxi9egv
— 窪田 忍 Shinobu Kubota (@real_nin) October 19, 2019
多くの方から賛同されていますね。
もちろん、僕も大迫選手がマラソン大会を開催を応援します。
僕は海外のレースに出たことないので、あまりよく知らないのですが、YAGI PROJECTの八木勇樹さんによると、レースの賞金が開示されていないのは日本特有のようですね。
日本はWMMの東京マラソン以外は基本的にレースの賞金が開示されていない。
これは日本特有。
賞金額がある種そのマラソンの格を決める事にもなり、世界ではきちんと順位による賞金を開示するから、有力選手が参加する。
日本は感動を重視し、お金を稼ぐ事がまだ受け入れられていない。武士道精神みたい https://t.co/L2Rnxcrrdr— 八木勇樹 Yuki Yagi @日本🇯🇵ケニア🇰🇪 (@YAGI__YUKI) October 19, 2019
マラソンレースの賞金額
ちなみに、「海外レースの賞金ってどれくらいなの?」と気になって調べてみると、1番賞金が高いレースはドバイマラソンの優勝すると20万ドル(約2,260万円)と破格の賞金額が設定されていました。
マラソン大会の賞金についてはRUNNALさんがキレイにまとめてくれているので、そちらをご覧ください。
マラソン大会の優勝賞金ランキングTOP9
世界各国・日本国内のマラソン大会を合わせて、マラソンレースの優勝賞金ランキングを紹介させていただきます。マラソンで優勝したランナーには報酬としてどれぐらいのお金が入るのか、気になっている方は是非こちらの記事を見てみてください。
また、オリンピックには優勝賞金はありませんが、メダルを獲得すると日本オリンピック委員会(JOC)と、日本陸上競技連盟(JAAF)から賞金を獲得できるようです。
日本オリンピック委員会(JOC) | |
---|---|
金 | 500万円 |
銀 | 500万円 |
銅 | 500万円 |
日本陸上競技連盟(JAAF) | |
---|---|
金 | 2,000万円 |
銀 | 1,000万円 |
銅 | 600万円 |
ちなみに、日本ではマラソンチャレンジカップ(MCC)というものがあり、MCC参加大会で優勝かつ大会記録更新かつを達成したランナーに賞金が贈られる制度が設けられています。
男子更新記録 | |
---|---|
100万円 | 2時間09分59秒以内 |
50万円 | 2時間10分00秒~2時間14分59秒 |
30万円 | 2時間15分00秒~2時間19分59秒 |
10万円 | 2時間20分00秒以上 |
女子更新記録 | |
---|---|
100万円 | 2時間24分59秒以内 |
50万円 | 2時間25分00秒~2時間34分59秒 |
30万円 | 2時間35分00秒~2時間44分59秒 |
10万円 | 2時間45分00秒以上 |
引用:MCC Marrathon Challenge Cup
たしかに、海外のマラソンと比べると国内のマラソンは賞金がとても低く設定されています。
市民ランナーのほとんどは企業や自分のサービスから収入を得ていますが、大迫選手のようなプロランナーは「ランニングで稼ぐ」ことが必要になってきますもんね。
マラソン大会の収支ってどうなってるの?
仮に、エントリー費が1万円で、申込者が1万人いたとしたら、それだけで収入は1億円です。
もしかしたら、他にも補助金や協賛金などの収入があるのかもしれません。
いっぽう、支出に関しては謎で、道路使用料やホームページの開設など、何にお金が使われているのかという情報を見たことがないです。
どこかに公開されているのかもしれませんが、マラソン大会は「赤字が多い」と耳にしたことがあります。
もし、大迫選手が賞金レースを開催するのであれば、その収支についても気になるところです。
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大迫傑選手のプロ志向
2018年、フジテレビのダウンタウンなう「本音でハシゴ酒」に大迫傑選手が登場した際に、日本新記録を樹立した際の報奨金1億円について聞かれると
「(レースの)ラスト2kmは1億円のことしか考えてなかった。
(1億円は)もともとモチベーションにもなっていたので、かなりうれしかったです…けど、まあ他のスポーツとか、いろんな世界を見ていると『半年間頑張ってこれだけ…』っていうのは、思ったりしますね」
と、語っていました。
先日の大迫選手のツイートで印象深かったのは、大迫選手が家族のことを語っていたことです。
選手は名誉の為だけに走っているのではないのです。僕らは走ることでご飯を食べ、家族を養っているのです。
— suguru osako (@sugurusako) October 19, 2019
日本では「稼ぐ=悪」みたいな風潮がありますが、僕はそうは思いませんし、大迫選手のプロ意識をとても尊敬します。
「覚悟を持ったプロ意識」も見習いたいと思います。
そんな大迫選手の著書が2019年8月に発売されたようですので、よかったらどうぞ。
余談
全然関係ないのですが、体操の内村航平選手も個人で大会を開催するみたいですね。
この度「Kohei Uchimura Cup」を開催することになりました!
これに至った経緯はすごくシンプルです。シニアが終わってからスーパーファイナルもないし次は4月までないなぁ…じゃあ試合作っちゃえ!というまぁここまで軽くはないですがそんな感じです!笑 https://t.co/4uiGZI4cya— 内村航平/KOHEI UCHIMURA (@kohei198913) October 18, 2019
今後、大迫傑選手や内村航平選手のように、個人で大会を開催するスポーツ選手が増えてきそうな予感です。
スポーツの世界も「個人の力」がとても大きくなっていますので、今後のスポーツ選手の動きに注目ですね。
スポーツ選手がYouTubeにも進出してきているので、要チェックです。
大迫選手の想いが実現しますように!
それでは!