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陸上競技100mの世界記録は2048年に四足走行になる?

















写真:Shutterstock.com

こんにちは。キクチです。
先日に、スポーツギアの進化についての記事を書きました。

ナイキのヴェイパーフライや水泳のレーザーレーサーのように、スポーツギアの進化がどこまで許されるか分からなくなってきたので、

ほかにスポーツのパフォーマンスを向上させる方法はないかな?

と、調べていたら、オモシロイ論文を発見しました(笑)

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ちなみに、このブログを書いているのは2019年10月22日なのですが、現在の陸上競技男子100mの世界記録のタイムをご存知でしょうか?

現在の男子100mはウサイン・ボルト選手(ジャマイカ)が持つ9秒58(2009年 ベルリン)が、世界記録となります。

ちなみに、日本記録はサニブラウン・アブデル・ハキーム選手9秒97(2019年 オースティン)です。

では、四足走行の世界記録ってどれくらいかご存知でしょうか?

ほとんどの方が知らないと思うのですが、

15秒71(2015年 駒沢)

と、実は四足走行の世界記録保持者は日本人なんです。

世界記録保持者はいとうけんいちさん。

まずは、世界記録の走りをご覧ください。

初めてこの動画を見たときは衝撃だったのですが、神奈川大学の研究によると、

将来的には四足走行が100mの世界記録になるのでは?

と、言ってる論文があり、さらに驚きました。

参考文献

How Fast Can a Human Run? − Bipedal vs. Quadrupedal Running

2048年のオリンピックでは四足走行が世界記録になる?

2016年、神奈川大学の研究では、これまでの陸上競技男子100mの世界記録の推移と、100m四足走行の世界記録の推移を比較している。
以下のグラフの黒い丸(●)は二足走行(陸上競技の100m)、赤い丸()は四足走行の世界記録の推移を示している。

過去の世界記録の推移から、

将来の世界記録を計算したところ、2048年に二足走行と四足走行のタイムが同じになる。

と、言っています。

データをよく見てみると、二足走行のデータは2008年以前のものがなく、記録が7つしかないので、信頼性はイマイチです(笑)

ただ、ニホンザルとはいい勝負するみたいです。

「猿VS人間」の四足走行対決の動画がありましたので、こちらもぜひご覧ください。

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ヒトとチーターの四足走行の違い

この論文からはもう一つ興味深いことが分かりました。

それは、ヒトが四足走行をする場合とチーターの四足走行では、四肢の着地する順番が異なるという点です。

ヒトの場合は、左手→右手→左足→右足と着地することに対して、チーターの場合は、左前脚→右前脚→右後脚→左後脚と着地しています。

チーターの場合は、このように左右非対称で走っていることが高速で走れる一因だとして、

ヒトも四足走行を取り入れることによって、より速く走れるようになるのでは?

と言っています。

ちなみに、馬はヒトと同じように左右対称の走り方らしいです。

まとめ

2016年の神奈川大学の研究によると、

チーターのように左前脚→右前脚→右後脚→左後脚と左右非対称で着地することによって、2048年には100mの世界記録を追い抜くのではないか?

という内容でした。

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他にも、ランニングに関するオモシロイ論文がありましたら、Twitter(@atskikuchi)のDMで教えていただけるととても嬉しいです。

それでは!

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